雑記

紙ジャケットCD制作工程:備忘録

こんにちは!音口です。

先日ようやくお披露目する段取りが整った私の第1枚目。…なんて言っちゃうと大げさですが(笑)
本当はきちんと業者さんにお願いしてプロの包装にしたかったのですが、いろいろと想定外のことが起こったため、予算を大幅に削減してジャケット印刷を除いてはすべて手作業での制作でした。
そのため、CDの盤面に印刷がなされていなかったり、印刷後のジャケットの寸法が予め計っていたものと違っていたためやむなくカットしたり、CDの保護カバーまで謝って7インチにしてしまったり…と素人ならではの失敗も多々あり…orz

そんなこんなで、今回の失敗を踏まえ、次回からはこのようなことがないようにしよう(いや、したい/願望)と、こうして備忘録として書き記しておくことにしました。
私のように「とりあえず低予算でもCDをジャケットつきで手売りしたい!」という方の参考にもなれたらば嬉しいです。

まずは”私が用意したもの”を箇条書き&にしてみました。ミニ解説つき。
あくまで私が用意したものなので、サイズなどはそれぞれの用途に応じた規格のものをお探しください。

実際にかかった金額

今回は35枚あたり計11,000円弱かかりました。1枚あたり314円程度とやや割高です。
(この制作のために追加で導入したCDドライブやジャケットカットのためのカッターマットなどの文房具に至るまでの金額を諸々含めれば16,000円程度かかりました)

業者に頼めば1枚あたりの単価はもっと抑えられると思いますが「最低ロット数100からなど1枚から注文できない」「なけなしのポケットマネーでの試験的な生産のためできる限りコストを抑えたかった」「ぶっちゃけそんなに在庫いらない」という諸々の理由から、実質かかるお金と欲しいだけ作ることに重きを置いた結果です。

作成したもの

紙ジャケットのCDです。
CDの品質の持ちを考えるとプラケースにすべきかとも考えましたが、レコードのような紙ジャケットに憧れがあり、そこはこだわりました。
そのぶん印刷代がかかっていますが、プラケースなら場合によってはこの半分の金額で事足りるのではないかと思われます。

用意したもの

とりあえず箇条書き。下に詳細をまとめてます。

・ジャケットデザイン(表/裏)
・A4 マット光沢紙
・データ用CD-R
・CD保護カバー
・ジャケット厚紙
・ジャケット保護フィルム
・その他(CDドライブ、文房具など)
 

・ジャケットデザイン(表・裏)
…iPad ProのibisPaint Xで作画。自主制作なのでタダです。

・A4 マット光沢紙
…ジャケットの印刷に使った用紙。サイズはA4。両面光沢を選びましたが、印刷は今回片面だけなので片面光沢のものでも良かった。100枚入り510円。
(CDは35枚ですがジャケットは表紙・裏表紙用意するなら用紙は倍の70枚必要のため100枚入り)

・データ用 CD-R(700MB×50枚セット)
…音楽の書き込みに使用。本当は音楽用の方がいいという話も聞きますが、CD-R対応のプレイヤーなら再生可能なはずなのでとりあえず安価なものを選びました。盤面印刷はコストの都合上諦めざるを得なかったため、せめて素材そのもののデザインだけでも味のあるものをとレコード風の見た目のものをチョイスしてみました。50枚入り1480円。

・CD保護カバー
…CDを保護するためのもの。これはCDのサイズで良かったのに間違えて7インチ(EPレコードサイズ)で発注してしまったため、余白を折りたたんでテープで固定しました。EPレコード盤ならこれで良いと思います。50枚入り990円。

・ジャケット厚紙
…CDを保護するためのもの。ジャケットの内側。片面穴開きを頼んだつもりが両面穴開きを頼んでしまっていた模様。次回からは穴なしにしたいけどあるか不明。50枚入り2200円。

・ジャケット保護フィルム
…ジャケット全体を入れる袋。フラップ(閉じ口)ありにすれば良かった。理由は後述。50枚入り1290円。

・その他
・外付けCDドライブ
・セロハンテープ
・カッターマット
・定規
・カッター

※CDドライブは、私のPCが光学ディスクドライブがついていないため、手焼きで書き込むためだけに外付けしました(バッファローの2000円くらいのやつ)

これらにプラス印刷代3500円(A4フルカラー1枚あたり50円)がかかりました。

「発注ミスがあったこと」に加え「まとめて急いで注文したためすべてAmazonで頼んだため余計な手数料がかかっている」ことも踏まえると、ほかのモールや店舗で買いそろえれば実際にはもっとコストを抑えられると思います。
私の場合、今回こそ16000円程度かかってしまいましたが、次回からはCDドライブや文房具ぶんが差し引かれてCD制作用品だけ整えれば良いことを考えると10000円程度にまで抑えられるのではないかなと思います。
これと同じ条件下での制作であれば、購入店舗を吟味すればこれより少額の8000~9000円程度での制作も十分可能かと思います。

作業工程&制作時間

1. デザイン作成
iPad ProのibisPaint Xで作画。制作時間は15時間半ほど。
夜空やエスニックな文様など普段描かないテイスト(そもそもデザイン自体滅多に描かない)ので、参考資料を漁ったり自分なりのアレンジを加えたりするのにめちゃくちゃ時間がかかりました。画像としての情報は以下の通り。
(※ただし、印刷をお願いしたところで作業を確認させていただいた際、解像度を1000dpiくらい(一瞬なので見逃した)に変換してらっしゃいましたので、以下はあくまで元画像のファイル情報です)

【画像プロパティ】
幅×高さ:2480×2480px
解像度:350dpi
ファイル形式:PNG

2. デザイン印刷
プロの印刷業者にお願いする予算もなければ自宅にカラー印刷機もない(あるのは仕事用のモノクロ印刷機だけ…)なので、近場で印刷させてくれるところを探しました。
(印刷にあたり、懇意にしてくださっている方数名の助言を参考にさせていただきました。お心遣いに感謝。本当にありがとうございます…!!)

プロのアーティストさんの言によると本来はインクジェット印刷のほうが良いとのことですが、近場で安価に済ませられるところだと残念ながらレーザー印刷対応のところしか見つけられませんでした。ただ、さすが光沢紙なだけあってレーザーとはいえ色の出方は想定より良かったです。
(ただし、微妙なグラデーションの部分についてはところによりドット絵みたいになってしまいました(笑))

ちなみにコンビニは確かレーザーで1枚あたり120円くらいだったはず。
画質や金額にこだわらず、かつお客さんがいない時間帯だったらコンビニで済ませるのもアリかもしれませんが、あまりおすすめはできません。

そんなこんなで悩みに悩み、今回は近所の市民交流施設の印刷機をお借りしました。
本来は全部自分で印刷しなければならないのですが、このときたまたま受け付けの方がお手すきだったとのことで全部してくださいました。めちゃくちゃ親切な方で大助かりでした。できれば次回もお願いしたい…(そわそわ)
印刷時の処理については画面を拝見しても全然わからなかったのですが、どうやら元データをやや小さくし、解像度を上げておられる様子でした。この説明でわかるのかな…。
私はただ座って待ってただけなのでアレですが、施設の方が作業されていた作業時間は70枚ぶん印刷で15~20分程度でした。

データ持ち込みで印刷できる場所に関しては地区によるところかと思いますが、公共の施設や画材屋さんなどで印刷・裁断までできる設備が整っている場合があるらしいのでチェックしてみてください。

3. デザインカット
今回の作業で一番途方に暮れたやつです。
私は、裁断が、とてもとてもとても苦手です。そうわかっているはずなのに、めんどくさがり屋が顔を出し、安易に済まそうとして100均一の小さいカッターマットと15cm定規で練習。当然ガタガタでした。
そこで一度匙を投げかけつつ、気持ちを奮い立たせて幅40cm程度のカッターマットと長めの定規を買ってまいりました。

昔雛型の工場で働いていたこともあって軽作業は割と好きなほうですが、雛型のチェックはやり直しがきいても紙はやり直しがきかないですよね(謎の問いかけ)
黙々とカットしてたら失敗するんじゃないかと考えて気が狂いそうだったので、アマプラ配信されている(2022.6月時点)「シャーロック」(現代版シャーロックホームズ)を観ながらがんばってカットしました。
真っすぐ切れず歪んでるやつもありますが、無料配布物なのでどうか見逃してください。

くっそ余談ですが「もしもシャーロック・ホームズが現代にいたら」という本作の発想もなかなかおもしろいし俳優さんたちの演技やキャラクターも魅力的ではあるのですが、私がおすすめしたいのはジェレミー・ブレットがシャーロック・ホームズに扮する「シャーロック・ホームズの冒険」(1984~1994年に放送されていたドラマ)です。
古いドラマなので映像は古いですが、ザ・イギリスを感じられるヴィクトリア朝時代のベーカー街の風景描写や弦楽の気難しげなメインテーマなどオープニングから引き込まれますヨ。

そんなこんなで、作業時間はドラマを見ながらゆっくり慎重に行ったため、5時間程度です(多分)

4. CD書き込み・梱包
事前にジャケットカバーに厚紙とジャケットを入れ込みまして、これに大体1時間くらい。
1枚あたり書き込みに5分(※その間梱包に2分)ほどで、合計すると大体4時間くらいじゃないかなと思います。
(※1枚CDを書き込みしているあいだに完成したCDを保護フィルムに包んでジャケットに差し込んでいた)

とりあえず終始ワタワタしてた

ざっとこんな流れだったかと思います。不足があれば加筆修正するかもしれません。
来年も恐らく紙ジャケで作ることになるかと思いますが、次回こそはスムーズに制作できるようがんばります(笑)
これからCDを作ってみようか迷ってる方や、安価に制作したい方のお役に立てたらば幸いです。

音口あいより